6月8日から話題になっているニコニコ動画へのサイバー攻撃。一体誰が、なぜ、ニコニコ動画へサイバー攻撃を仕掛けているのでしょうか？
サイバー攻撃から2日経過した現在でも、全く詳細を発表しないニコニコ動画に対し、都知事選の為の自作自演説をとなえる人物までも現れ始めました。
ニコニコ動画サイバー攻撃に自作自演説浮上「都知事選への布石」
ニコニコ動画へのサイバー攻撃が発表されたのが6月8日。その直後からニコニコ動画へのサイバー攻撃に対し、様々な意見が投稿されていました。
なんで誰もみてないサイトなんか攻撃してるの？
自民党との自作自演でしょ。
そういえば都知事選が近かったな。
一時期はネット界隈を席巻したニコニコ動画ですが、Youtubeなどの台頭によって現在は下火。2018年には1年間で38万人も有料会員数が減ったと発表されていました。
「そんなサイトに対してサイバー攻撃を行って一体何のメリットとがあるのか？」
多くの人が抱える疑問であり、その答えとして浮上したのが自作自演説です。
「サイバー攻撃を受けている」という内容以外、詳細を全く公表しないニコニコ動画の対応も、自作自演説を後押ししている状況です。
そして、ニコニコ動画サイバー攻撃自作自演説の理由として候補にあがったのが、7月7日に控えている都知事選でした。
- ニコニコ動画は規制が緩く、政治家に対するネタ動画が多数投稿されている
- その投稿が都知事選へ出馬する自民党議員にとって不都合
- 自民党は仲良しなので、サイバー攻撃を自作自演し閲覧できない状況を作った
という流れですね。詳しく見ていきましょう。
ニコニコ動画は規制が緩い「小池百合子に関する動画が多数」
Youtubeなどと比べ、ニコニコ動画の規制がかなり緩い事を利用者が語っています。規制の甘さから、「ニコニコ動画はネタをごった煮できる動画サイト」と語っている人物もいました。
ニコニコ動画の規制はかなり緩い。
ニコニコ動画はネタをごった煮できる動画サイト。
利用者などの発言から、ニコニコ動画の規制が緩い事は間違いないでしょう。そして、規制の甘さの為、Youtubeなどでは考えられないような動画が投稿されています。
その中には自民党総裁を勤めた元安倍総理や現・東京都知事選である小池百合子さんをネタとして使用した物までも存在しており、内容はお世辞にも良いとは言えないものが多いです。
小池百合子さんに関する動画を調べてみると、
- 小池百合子のカイロ大学へ照会をかけた女性のインタビューがヤバい
- 百合子ファンは絶対見たらアカン！
- 小池百合子東京都知事の功績 ～ 都民の貯金9345億円をほぼ全額溶かす!? ～
などという内容の投稿が行われていました。
タイトルからも分かるように、動画内容は小池百合子さんに有利に働くものでない事は明白ですよね。この様な動画が、次期都知事選に臨む小池百合子さんにとっては足かせになる事は確実です。
一番手っ取り早い対策が、閲覧できない状況を作り出すことで、この状況を作る為に、ニコニコ動画サイバー攻撃自作自演説が浮上している訳ですね。
ニコニコ動画と自民党は仲良し「悪口を書くとすぐに削除される」
では、どうしてニコニコ動画が小池百合子さんなどを後押しするような対応を取っていると言われているのか？
その理由としてニコニコ動画利用者が語っているのが、ニコニコ動画と自民党の関係。「ニコニコ動画と自民党には深い繋がりがある」という声が利用者よりあがっています。
ニコニコ動画と自民党は仲が良いです。
自民党を批判するコメントを投稿すると削除されますよ。
以前、ニコニコ動画利用者は「ニコニコ動画へ自民党批判と取れるコメントを投稿すると、運営に削除される」と投稿していました。
ニコニコ動画運営は「政治批判コメントを運営が削除しているのは事実ではない」「同一人物が機械的に大量にコメント投稿をした為、削除した」と話していますが、このお話に対して、「一回コメントしただで削除されたという意見が多数見受けられる」という反論もあります。
また、安倍元総理への批判コメントが一気に削除された事実もあるようです。ちなみに、野党への批判コメントは削除されないともニコニコ動画利用者から報告があがっています。
その他、ニコニコ動画を運営するドワンゴの社長・夏野剛さんは、安倍元首相が亡くなった時に、「絶望感しかない」とSNSに投稿しています。
これらの出来事から、ニコニコ動画利用者からは「ニコニコ動画と自民党は仲良し」と言われるようになり、「自民党を擁護する行動を行っても不思議ではない」と思われている訳ですね。
ちなみに、都知事再選を狙う小池百合子さんを自民党が支援する事も発表されており、真偽は不明ですが、都知事選の為の自作自演説自体は成立しています。
ニコニコ動画はマッチポンプ？「能動的サイバー防御への火付け役」
ニコニコ動画サイバー攻撃自作自演説の根拠として、都知事選以外にも能動的サイバー防御が浮上しています。
能動的サイバー防御とは自由民主党総裁・岸田総理大臣が早期導入を検討している、サイバー攻撃への対抗措置案ですね。
この法案を早期導入する為に、「ニコニコ動画は自作自演のサイバー攻撃を演じているのでは？」と言われている訳です。
そういえば、6月7日に「能動的サイバー防御」の初会合やったよね。
その翌日にニコニコ動画へのサイバー攻撃。法案導入のための自作自演なのでは？
つまり、
- 6月7日に能動的サイバー防御の初会合
- 6月8日にニコニコ動画へサイバー攻撃
と、偶然なのか、会合とサイバー攻撃のタイミングがピッタリ一致しており、その結果、「サイバー攻撃への対策は早めに必要」という大義名分が出来上あがっている状況なんです。
その結果、岸田首相が求める、能動的サイバー防御の早期可決がへと繋がる訳です。
先ほどお話しした通り、ニコニコ動画利用者からは、ニコニコ動画と自民党の仲が良い事が報告されています。
タイミングも妙に一致している事から、「能動的サイバー防御の早期可決の為の火付け役として自作自演を行ったのでは？」と考える人も現れています。
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