パリオリンピック男子柔道・永山竜樹選手の準々決勝で起こった大誤審。
この試合で審判を務めていたエリザベスゴンザレスさんとはどのような人物なのでしょうか?
永山竜樹審判はエリザベスゴンザレス「過去にも誤審を起していた」
永山竜樹選手の準々決勝で審判を務めていた女性の名前はエリザベスゴンザレスさん。誤審が大きな話題となった直後、SNSを中心に、エリザベスゴンザレスさんの名前が拡散されていました。
#エリザベスゴンザレス
世紀の大誤審!こいつ柔道のルール知らん!しかも気持ち悪い顔してるし!
エリザベスゴンザレスさんのある程度の経歴や審判歴についても調べてみたのですが、どうやら、過去にも誤審を行い、大きな話題となっていた事があったそうです。
エリザベスゴンザレスの経歴「審判歴18年のメキシコ人」
永山竜樹選手の試合で誤審を行ったエリザベスゴンザレスさん。ネット上の記事から、エリザベスゴンザレスさんの経歴がある程度判明しています。
引用:https://www.judoinside.com/judoka/152069/Elizabeth_Gonzalez/judo-results
引用:https://www.gaceta.udg.mx/elizabeth-gonzalez-judo/
CUCSで心理学の学位を取得し、チワワ大学で2つの修士号と1つの博士号も取得したエリザベス・ゴンサレス氏は、柔道分野でオリンピックに参加する初のメキシコ人女性国際審判員となる。
ユニバーシアード国立競技大会でグアダラハラ大学チームの選手およびコーチを務めたこのスポーツに情熱を注ぐ彼女は、世界から選ばれた16人の審判員の一員となり、ラテンアメリカから選ばれた3人の審判員のうちの1人となる。(Google翻訳)
それは偶然でした。高校時代、私が最初にコーチとして自分と同じ体重の人を探していたからです。彼が招待してくれて、私は約 3 日間トライアルに参加し、15 日後に残りました。初めて出場した年は成績が非常に悪く、負けるのが嫌だったので残ることを決め、現在の全国大会で優勝するために残ったのですが、それが実現しました。私は大学で23歳になるまで、そして19歳でオープンナショナルに出場するまで、ほとんど試合に出場しませんでした。 18歳から審判を始めてとても気に入って、今年審判員として18歳になります。(Google翻訳)
この国は非常に伝統主義的で、メキシコには非常に優秀な審判がおり、私はメキシコ代表としては5人目で初の女性です。私は自分が男性であるか女性であるかについて考えるのは好きではありませんでしたが、女性として自分の道を歩むのはより複雑だと思います。今ではもう少しオープンになっていますが、国際柔道連盟は、ジェンダー問題を見る前に、あなたが良い審判者であることを確認します。私にとってそれは重要です。なぜなら、それがあなたの仕事に価値を与えるからです。(Google翻訳)
それを処理する時間があまりありませんでしたが、明らかにこれは重要な成果だと思います。私は数年前まで自分がどれほど優れた審判であるか知りませんでした。私たちは大陸レベルと国際レベルで試験を行っていますが、彼らが私をもう少しイベントに招待し始めたとき、それについて考えたこともなかったので奇妙でした。私たちはオリンピックに行くという夢を常に持っていますが、私にとってそのプロセスはそれは起こっていました、それは強制されたものではなく、「これをやりたい」というものではありませんでした。私は非常に責任感があり、一生懸命働くのが好きだと思います。(Google翻訳)
柔道は私の人生を大きく好転させました。私はいくつかの複雑な状況に直面しましたが、そのおかげで多くの点で私の命が救われました。私がいるのは 80% が柔道のおかげです。柔道は私に勉強や仕事への多くの扉を開きました。世界を知るための扉を開いています。(Google翻訳)
何でもできるということ、女性であるか若いかは関係ないということを彼らに知ってもらうことが重要だと思います。私が試験を受けるのを少し待ったのは、彼らが私を若いとみなしたからであり、社会的理由ではありませんでした。品質問題。 新しい世代にとって、物事に取り組み、目標に集中すれば、すべてができると私は信じています。(Google翻訳)
2021年にこのサイクルを開始し、2028年のロサンゼルスオリンピックのことを考えて始めましたが、いろいろなことが起こりました。今は継続して他の試合に行く機会を得たいと思っています。(Google翻訳)
掲載したのは、judoinsideでのエリザベスゴンザレスさんの紹介と、彼女のインタビュー記事です。
- 氏名:エリザベス・ゴンザレス
- 年齢:37歳(2024年7月現在)
- 生年月日:1987年4月21日
- 出身大学:チワワ自治大学
- 柔道の審判は18歳から(経験18年)
- メキシコ初の女性国際審判員としてオリンピックに参加
- 心理学の学位を修得
- 二つの修士号と一つの博士号を持っている
エリザベスゴンザレスさんが柔道を始めたのは彼女が高校生の時で、コーチが招待してくれたトライアルに参加した事がきっかけだったようですね。
柔道を始めたばかりの時に出場した試合で成績が振るわなかった事に悔しさを覚え、柔道を続けたとインタビューで答えています。
「全国大会で優勝した」と答えてもいますので、女性柔道家として優秀だった事も伺えます。
柔道家として活動すると同時に、18歳から審判としても行動するようになりました。エリザベスゴンザレスさんは、現在(2024年7月時点)で36歳なので、審判歴は18年という事になりますね。
「メキシコ代表の柔道女性審判としては5人目」と話している事から、エリザベスゴンザレスさんは国際試合を担当する資格を持った、5人目のメキシコ人女性柔道審判なのでしょう。
メキシコ人としては、初となる女性柔道審判としてオリンピックに出場した人物である事も、インタビューから分かりました。また、パリオリンピック柔道審判の中では最年少でもあります。
学業の方も優秀なようでチワワ自治大学を卒業しているそうです。
ちなみに、メキシコの大学ランキングを調べてみると、チワワ自治大学のランキングは39位となっています。
引用:https://www.universityguru.jp/daigaku–mexico
メキシコにある大学のランキングサイトには、525校の学校が記載されていました。この事から、39位にランキングされているチワワ自治大学はかなりハイレベルな学校である事が分かります。
学位だけではなく、修士号や博士号まで修得している事も併せて考えると、かなりの秀才だった事が考えれます。
エリザベスゴンザレスの過去の誤審「ドーハ大会準決勝でも疑惑の判定」
エリザベスゴンザレスさんの誤審騒動ですが、2023年に開催された世界選手権ドーハ大会準決勝でも起こっていました。
2023年ドーハ大会準決勝で行われた高藤直寿選手の1戦。相手は、奇しくも、パリオリンピック男子柔道準々決勝で永山竜樹選の相手となった、フランシスコガルリゴス選手です。
この試合で、フランシスコガルリゴス選手(青)は立ち関節とも取れる危険な技をかけ、その後、高藤直寿選手(白)を頭から床にたたきつけました。
映像からは肩、もしくは肘へ関節を技をかけ、その後、投げに移っているように見えますね。
柔道の立ち関節について調べてみたら、肘以外へは禁止されている事から、フランシスコガルリゴス選手の技は反則を取られたとしても、不思議ではない行為です。
引用:柔道チャンネル
しかし、フランシスコガルリゴス選手が反則を取られる事も無く、勝ちを宣告されてます。このジャッジにも疑惑がもたれ、「エリザベスゴンザレスの過去の誤審」と注目が集まっています。
また、過去の誤審騒動が起こった試合に、フランシスコガルリゴス選手が出場していた事も話題となっており、今回の件と併せ、「フランシスコガルリゴス選手に肩入れしている」と考える人物まで出てきています。
永山竜樹選手の審判、ドーハ大会の時もフランシスコガルリゴス選手が有利になるような判定してるんでしょ?フランシスコガルリゴス選手に肩入れしてるって噂になってもしかたがないよね…
あくまで予想であり、エリザベスゴンザレスさんが、フランシスコガルリゴス選手に肩入れしている証拠は何もありません。
しかし、パリオリンピック、ドーハ大会とも、日本人が相手の試合で同じ選手が有利になるような誤審とも取れるジャッジをしている事から、このような噂が浮上しても仕方がないとも言えますよね。
永山竜樹の誤審画像「待ての直後に一本の宣言はあり得ない」
永山竜樹選手への誤審についても、振り返ってみてみましょう。
- フランシスコガルリゴス選手(白)が永山竜樹選手(青)へ寝技を試みる
- 永山竜樹選手は足を絡めて対応(相手の足に自分の足を絡めると、寝技は解けたと判定される)
- エリザベスゴンザレスさんが待てをかける
- しかし、フランシスコガルリゴス選手は寝技を解かなかった
- この状況で3~4秒経過
- この間、エリザベスゴンザレスさんは待ての合図のまま、両選手を覗き込んでいた
- 待てから約4秒後、ようやくフランシスコガルリゴス選手が寝技を解く
- しかし、永山竜樹選手は立ち上がらず、ぐったりとしていた
- 失神していたとして、永山竜樹選手の負けが宣告される
以上が、永山竜樹選手に起こった誤審の流れですが。
フランシスコガルリゴス選手の寝技に対して、永山竜樹選手は両足を絡め防御姿勢をとりました。この状態になると、寝技の有効性は認められず、待てをかける必要があるようですね。
国際柔道連盟試合審判規定を確認してみると、寝技時に技の継続性がない場合は、待てかける必要がある事が記載されていました。
引用:国際柔道連盟試合審判規定
本来なら、待てをかけたエリザベスゴンザレスさんには、2人を離し、立った状態からスタートさせる義務があったはずなんです。
しかし、エリザベスゴンザレスさんは、待ての合図をしたまま、何故か両選手を伺っていました。そして、ようやく両選手が離れたら、永山竜樹選手が失神したとして、負けを宣告したんです。
確かに、柔道では失神した選手は負けとなりますが、永山竜樹選手がフランシスコガルリゴス選手の寝技に対し対抗している事から、待てをかける直前までは意識があった事は明白でしょう。
つまり、永山竜樹選手が失神したのは、待てがかかった後の3~4秒間に絞め続けられた事が原因であり、その為、誤審と言われている訳ですね。
この映像を見た柔道経験者からは、「待ての後の1本宣言はルール上あり得ない」というコメントが投稿されており、そもそも、待ての後に一本の宣言は成り立たない事も指摘されています。
何番煎じかわからんが柔道経験者の俺が説明しよう
おそらく審判は待てを宣告したものの、「あれ?待ての前に落ちてたのかな?一本!」という感じだったのだろう
しかし、待てのあとの1本宣告はルール上はあり得ないので完全に誤審
待てのあと絞め続けてるのが分かってたんなら、よりクソな審判
正しい裁定は相手に反則与えるか、最低でも普通に継続。
この投稿から、エリザベスゴンザレスさんの判定の流れがおかしかった事は確実です。
また、「待てをかける前に失神していたのでは?」という声も挙がっていますが、「それなら、そもそも締め技を解かないと、永山竜樹選手が〇んでしまう」という指摘もあります。
永山竜樹選手の試合、審判は待てをかける前に失神していたってジャッジだったのかもしれないけど、そうなら、待てじゃなくて、直ぐに選手離さないとダメじゃない?下手すら、死んでいた可能性さえある。
失神のタイミングが待てをかける前だろうと後だろうと、エリザベスゴンザレスさんの判定に問題があった事は確実ですよね。
パリオリンピック最年少の柔道審判である事も踏まえると、エリザベスゴンザレスさんが未熟だったと言わざるを得ない状況です。
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