カグラバチ柴登吾裏切り者説を考察「現在は内通者の可能性はほぼ無い」

カグラバチに登場する柴登吾。現状、作中屈指の実力者であり、主人公・六平千鉱の最も親しい協力者という人物ですね。

そんな柴登吾ですが、「裏切るのでは?」「怪しい」という声が続出しています。本当に柴登吾は裏切り者なのでしょうか?

カグラバチ柴登吾裏切り者説を考察「現状では内通者の可能性は低い」

結論からお話しすると、2025年7月時点で公開されているカグラバチの情報だけでは、柴登吾が裏切り者である可能性は極めて低いです。

カグラバチ柴登吾が裏切り者ではない理由
  • 六平国重襲撃時の動向
  • 毘灼(ひしゃく)統領・幽の会話
  • 六平国重襲撃に関する裏切り者は神奈備(かむなび)上層部にいる
  • 双城編ラストでの動き

柴登吾裏切り者説を否定する根拠は以上ですね。では、それぞれ詳しく見ていきたいと思います。

六平国重襲撃時の柴登吾の動向「10秒で現地に駆けつけている」

物語の根幹とも言える、六平国重襲撃事件。妖刀を作成・隠匿していた六平国重は、毘灼(ひしゃく)と呼ばれる妖術師組織の襲撃を受けているのですが、この時の柴登吾の動向を振り返ってみましょう。

六平国重襲撃の柴登吾の動向
  • 結界に異変を感じ、息を切らして駆け付けた
  • 「なんでこの場所がバレたんだ…」と疑問を持っている
  • 結界に異変を感じた10秒後には現地に駆けつけていた

六平国重は、結界によって住居・工房が隠されていました。そして、この結界に異変があった場合、柴登吾はそれを感じ取れたようです。

その為、六平国重襲撃時に現地に向えた訳ですが、この時、かなり焦って駆け付けた様子と一緒に、「なんでこの場所がバレたんだ…」と疑問を持っていた事も描かれています。

また、第79話で、薊が「襲撃時芝が異変を感知してから到着まで10秒にも満たなかった」と話している事から、六平国重襲撃時、柴登吾は直ぐに、現地に駆け付けた事が分かっています。

六平国重襲撃時、柴登吾の動向を振り返ってみると、裏切り者としての行動とはかけ離れている事が分かるのではないでしょうか?

また、毘灼(ひしゃく)統領・幽の会話にも、柴登吾裏切り者説を否定する内容が存在しています。

柴登吾を出し抜くのに手を焼いた「毘灼(ひしゃく)統領・幽が発言」

カグラバチ第54話冒頭・六平国重襲撃事件の首謀者である毘灼(ひしゃく)統領・幽はこの様に発言しています。

「未だに掴めないのは柴登吾の行方」
「妖術師の中でもわかりやすくピンキリはあるが、その天井を叩いているのはあの男だ」
「3年前も出し抜くのにかなり苦労した」

六平国重襲撃事件が起こったのは、物語内で3年前の出来事。

この事から、幽の「3年前も出し抜くのにかなり苦労した」という発言は、六平国重襲撃に柴登吾を出し抜くの必要があった事が分かるでしょう。

柴登吾が裏切り者だった場合、出し抜く必要など全くありません。幽の発言からも、柴登吾が裏切り者とは考えにくいです。

裏切る事は神奈備(かむなび)上層部にいる「柴登吾は既に脱退」

カグラバチ第80話で、漣 伯理(さざなみ はくり)が神奈備(かむなび)職員に襲われる中、上層部に裏切り者がいる事が示唆されていました。

妖刀に関わる六平国重の所在地は神奈備(かむなび)内でもトップシークレット。この事から考えても、毘灼(ひしゃく)に六平国重の情報を流した裏切り者は、神奈備(かむなび)上層部の誰かである事は間違いないでしょう。

対して、柴登吾は既に神奈備(かむなび)を脱退。神奈備(かむなび)と関わりは絶っていないものの、上層部と言うにはやや無理があります。

この点から見ても、柴登吾が六平国重襲撃を手引きし、裏切ったとは考えにくいです。

ちなみに、六平国重襲撃時、彼の居場所を毘灼(ひしゃく)に流した裏切り者が、神奈備(かむなび)内に居る事は、座村清一と毘灼(ひしゃく)統領・幽の指切り(かなり成約力が強い契約)から明らかです。

座村清一と毘灼(ひしゃく)統領・幽の指切り内容
  • 座村清一は以下の情報と引き換えに、妖刀契約者〇しに協力する
  • 毘灼(ひしゃく)構成員前10名の個人情報
  • 六平の居所を漏らした神奈備(かむなび)の内通者の個人情報
  • 妖刀の在処

双城編ラストでの柴登吾の動き「妖刀を奪えるチャンスがあった」

双城編ラスト、柴登吾は重傷を負い、気絶した千鉱を助けています。この時、千鉱の手元には淵天(えんてん)・刳雲(くれぐも)の2本の妖刀あり、刀を奪おうと思えば、簡単に奪える状況でした。

ところが、柴登吾は妖刀を奪う素振りも見せず、千鉱を助けていました。

柴登吾が裏切り者なら、妖刀2本を簡単に奪えるチャンスを棒に振るのは明らかにおかしい。妖刀を隠し、千鉱だけを助けるという手段もとれたでしょうけど、その様な行動にも出ていません。

双城編ラストでの動きは、裏切り者としては明らかに矛盾があり、柴登吾裏切り者説を否定する材料となっています。

カグラバチしばとうごが怪しいと言われる理由「関西弁を話す有能キャラ」

裏切り者説が出ているしばとうごですが、どうして「怪しい」と言われるようになったのか。

こちらに関しては、カグラバチ物語で怪しい行動があった訳ではなく、ネット・SNSの意見から浮上した物のようですね。

しばとうごが怪しいと言われる理由
  • 主人公と行動を共にし、精神的支柱という位置付け
  • 千鉱の第2の父とも言えるような行動
  • 関西弁
  • 物語屈指の実力者
  • 内部事情にかなり精通している

しばとうごが怪しいと言われている理由は、彼の話し方や立ち位置が関連しているようですね。マンガ・アニメで関西弁を話すキャラクターとなると、一癖も二癖もある人物が多い事も、怪しいと言われる理由でしょう。

関西弁を喋るマンガ・アニメキャラクター
  • 市丸ギン(BLEACH)
  • 柳一(左利きのエレン)
  • 今吉翔一(黒子のバスケ)

BLEACHの市丸ギンは裏切り者の謀略家、左利きのエレン・柳一や黒子のバスケ・今吉翔一には腹黒というイメージがピッタリ。

関西弁を話すキャラクターには、裏切り・怪しいという認識がついて回り、その結果、しばとうごにも同じようなイメージが持たれたのでしょう。

主人公に寄り添う実力者であり、事情通という立ち位置も、怪しいという印象を助長する事になっています。

現状、しばとうごが裏切り者と言えるような描写はありませんが、今後、どのような動きを見せるのか?物語の進行と一緒に、彼の動きにも注目していきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA